今更ながら便利な時代になったものと回想する四国自動車です。
当社の商いの根幹であるオートオークションによる仕入れについてです。
四国に高速道路などなかった時代、オークションといえば
高知、徳島、香川、愛媛など各県で開催され、
それぞれ広っぱみたいなところに100~150台位並べてコンダクターと
呼ばれる進行役が手ぜりで威勢よくセリをさばいていき
一台売れるたびに太鼓が鳴らされていたものです。(笑)
今から思うとよくもまぁ、目当ての出品があるかどうかわからん仕入れに
3時間~4時間かけて通ったものです。(わずかな台数にあって)
まぁ仕入れが難しかった分、置けば必ず売れる。そんな良き時代でした。
やがて地方の仕入れだけでは供給が追い付かなくなり
おもに関西方面に仕入れをシフトしていきました。
当時大阪の一番大きな会場で500~1500台程の規模
それでも当初出品状況が地方のものにはわからないままのセリへの参戦。
いつの頃からか出品車両のデーターがFAXで夜の9時ごろから
送られるようになり感動したことを思い出します。
当然朝も一番乗り、広いヤードで懐中電灯を片手に
這いずり回って車を下見したものです。
時代は変わって、今ではオークション会場に出張することはまずありません。
日中は忙しく出品データーを下見することもなかなかですが
帰宅後、ノートPCを開きハイボール片手に(ちょっとだけよ)下見をしています。
ある一定以上の品質の車を買う場合は現地に行ってまでセリに参加する
必要はありません。それだけ検査機関の品質評価に信頼がおけるからです。
そして市場価格と仕入れ価格のバランスを考慮し入札価格を決定します。
次の日オークションのことも忘れて仕事していると…
スマホのメール着信で
セリ結果が通知されるというわけです。
なんとも便利な時代になったものです ┐(´ー`)┌